すたまっく

オタクがオタクらしくオタクだからこそできることを模索しています。

アメトークから学ぶ「好きを口にすること」

アメトーークは面白い。

去年からは日曜のゴールデンタイムにも進出し、週2放送される番組になった。

 

なにかのインタビューで、どこかのプロデューサーが話していた。

アメトーークは、好きなことを楽しそうに話している姿に惹かれて見てしまうんです」

視聴者にとっては、まったく興味のない分野かもしれない。けれど、出演者が好きなことについて、目を輝かせながら話している。人は、興味のないことでも引き込まれてしまうのではないだろうか。

 

きっと、すでにそういう経験をしているはずだ。

私はプロレスにまったく興味がなかったし、格闘系はむしろ苦手だった。

けれど、豆腐プロレスを通して珠理奈がプロレスにハマり、「これだけ楽しそうに話してるし、基礎知識がつけば握手会で会話のネタになるかな」という思いから、AbemaTVで恐る恐るプロレスを見ていた。

見ればなかなか面白く、今ではけっこう気にするようになった。こういう時、好きになりやすい体質は得だ。

 

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自分は興味ないけど、推しが好きだからという理由で何かを始めた人は多いと思う。

つまりそういうことだ。自分の好きな人が楽しそうに話していたら、そのコンテンツ自体に興味がいく。好きな人が聴いている音楽を必死になって聴いた時代が誰にでもあるはずだ。

 

「自分の好きなことなんかに相手は興味ない」「自分の趣味ばかり話すのはよくない」そう思っている人が多いように感じる。

でも、人は案外他人の“好き”に興味がある。だから恋バナが盛り上がる。ためらわずにもう振り切って“好き”について話すべきだ。

 

ただ、話す内容についてはしっかり躊躇ったほうがいい。

 

何を話すか

 

 

相手に「趣味は?」「休日は何してる?」など聞かれた時に、「やべーよ、休日握手会しか行ってねーよ…」と打ちひしがれてしまう人もいるかもしれないが、素直に堂々と話していいと思う。というか、話した方がいい。

あとは相手の質問に+αしながら答えればいい。

注意したいのは、相手は自分に興味があって質問しているのであって、アイドル自体にはさほど興味がないということ。

大体は社交辞令で聞いただけかもしれないし、アイドルが好きだから聞いたわけではない。

なので、下手しても推しのいいところを自ら語りだしたりしてはいけない。ゆなながどんなに可愛くても次世代を担うエース的存在であろうとも、一般人はそんなことは知らないしぶっちゃけどうでもいいと思っている。

 

自分のことを交えて話す

「趣味は?」と聞かれたら、「アイドル好きなんですよ」と答えている。

そうすると大体、「握手会とかよく行くんですか?」と聞かれる。聞かれなくても、「だから休日とかほとんど握手会で、お金もそっちにとられちゃいます」とか言って少し強引にでも握手会の話をしている。

人はなぜか、趣味に大量のお金を注いでいる人に興味が沸くのか、こう話せばどんどん質問される。時間やお金のやりくりについて聞いているうちに、相手には絶対にある疑問が浮かぶ

 

「なぜこの人はそこまでしてアイドルに懸けているのだろうか」

 

この疑問を持ってしまえば、聞かざるを得ない。「握手会って、そんなに楽しいんですか?」「そのアイドルってそんなにいいんですか?」「その子のどこが好きなんですか?」

もう勝ちだ。相手から聞かれたのだから答えればいい。アメトーークのスタジオだと思って、目の前の宮迫に存分に語ればいい。上のツイートのように、“どこが好きか”をとにかく話せばいい。

 

ただ、気をつけたいのは、ゆななではなく小畑優奈、りょうはたんではなく北川綾巴だ。慣れ親しんだ言葉を使ってしまい、相手を置き去りにする失態だけはやめよう。

 

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メンバーのお尻がわからないオタクに対してわかりやすく説明してくれる推しの図


アメトーークが面白いのは、出演者が視聴者にわかりやすく魅力を説明しているからだと思う。好き同士の内輪だけで盛り上がるのではなく、そのものの歴史について、自分はそのもののどこが好きなのか、なぜ好きになったのか、今それはどう進化してきているのか。

そういったことについて、知らない人にもわかりやすく説明しているからこそ、置き去りにされずに長時間見ることができるのだと思う。

 

推しがテレビに出た時、雑誌の表紙を飾った時、「そういえばあの人が好きって言ってたな。ちょっと見てみるか」と相手が思ってくれたら、大成功なのではないだろうか。

 

ちょっと話が逸れたけど、思っている以上に人は他人の“好き”に興味があるよって話でした。

 

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珠理奈の頑張りをどう支えるか…来年の総選挙に向けて

昨日、こんなことを書いた。 

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この文章を書いたのは、総選挙直後だった。

3分の2を書き終えて下書きに眠っていたものを完成させて公開したものだ。

 

総選挙後に、このことを書いたことには理由がある。

珠理奈推しなら毎年苦い思いをしているであろう、総選挙期間中のメディア露出だ。

去年、速報で4位になったと思えば、その後のニュースで取り上げられたのは3位まで。今年、さっしーまゆゆの一騎打ちと言われながらも、ようやく2位の大台に乗ったかと思えば、ダークホースの1位に苦しんだ。

「なんでいつもこうなるんだ」と、胸をかきむしりたいような思いを何度もした。

しかし、その思いと同時に、わかっていた。「世間の関心が珠理奈にない」ということも。

 

しかし、今回の総選挙のスピーチで、彼女はこう言った。

そしてこれからの選抜総選挙を盛り上げていける人になりたいと思います」

 

プロレスに出会い、プロレスのエンターテイメントな部分を知ったからこそ、メディアを騒がせたさっしーまゆゆの2人がいなくなるからこそ、この言葉に重みがあった。

来年、メディアを騒がせるのは私だという強い意志を感じた。

 

オタクにとっては、珠理奈のストーリー性は周知のものかもしれない。松井玲奈という奇跡のようなライバルがいて、W松井の順位争いは、オタクの中では盛り上がりの一つだったかもしれない。けれど、あの頃は2人の知名度も足らず、珠理奈を奮い立たせた松井玲奈の存在はもうない。

玲奈ちゃんの卒業後、珠理奈が頻繁に「ライバルがほしい」と言っていた。

 

cyclestyle.net

 

私は、珠理奈は、周りからの影響をすべてエネルギーに変えるタイプだと思っている。

前田敦子大島優子大島優子指原莉乃指原莉乃渡辺麻友

総選挙のトップ争いには、常に追う者と追われる者のライバル関係があった。

自分を奮い立たせるためにも、総選挙を盛り上げるためにも、珠理奈はライバルを探しているのだろうか。

 

成人式の撮影後、SKEメンバーを代表して、こう言った。

「今年、SKEは新しいことだったり、ニュースになりそうだなと思うことにたくさん挑戦していきたいので、これからのSKEを目を離さず暖かく見守っていただけたらなと思います」

 

珠理奈は今、外を向いている。SKEをどう盛り上げるのかではなく、盛り上がっているSKEをどう発信するかを考えている。アイドル的にギリギリなバラエティ向けの発言ができなくても、体を張ったグラビアができなくても(もちろんやらなくていいと思っているけれど)、彼女なりにメディアでのSKEの映り方、自分の映り方を以前よりも強く意識し始めているように感じた。

 

そんな珠理奈の思いと、総選挙の悔しさを想った時、オタクにできることは、珠理奈を“数字を持っている人”にすることだと思ったから、あの文章を書いた。

 

私は、珠理奈は48グループの枠を超えてもっと広いフィールドで活躍してほしいと思っている。だからこそ、ここで圧倒的な天下をとる必要がある。投票が始まる度に、速報が出る度に、開票が終わる度に、悔しい思いはしたくない。

 

オタクが推しに直接できることなんてほとんどない。けれど、推しのために頑張れることはたくさんある。オタクがプレゼントできるのは、数字だ。

票数、握手券の売上枚数、SHOWROOMの閲覧者数、ツイートのRT数、そして、出演メディアのアクセス数。お金をかけなくてもできることだってある。

 

推しが考え抜いたパフォーマンスで流してくれたニュースでしっかり数字をとる。

それがオタクにできることであり、オタクにしかできないことなんじゃないかなって思う。

www.nikkansports.com

こういうのとか。

 

今回の総選挙を受けて、来年は1位という目標はもちろん、メディアを席巻してほしいという思いが強くなった。オタクもその点に関しては、微力だが力になれると思うし、より多くのオタクが意識すれば、大きな力になる。票集め以外にも推しの力になれるところ、たくさんあります。

 

要するに、珠理奈やSKEメンが一生懸命考えたパフォーマンスがニュースになったら絶対に数字をとろうという話の続きでした。 

 

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珠理奈が“数字を持っている人”になることの大切さ

ウェブメディアでライターをやっている友人から聞いた話がある。

ウェブメディアは、PR会社や代理店が企画したメディア向けの発表会やイベントに赴き、記事を書く。代理店は、メディアがニュースに取り上げてくれそうな企画を考え、運営する。

双方の目的は、以下の通りになる。

ウェブメディア:PVが見込める記事を書く

PR会社:多数のメディアに取り上げてもらう

 

ここで重要なことは、企画内容はもちろん、キャスティングだ。その瞬間の旬な人が起用されるイベントには多くのメディアが集まる。総選挙後に48グループの卒業生がコカ・コーラの新作発表会に登壇した時は、須藤凛々花の結婚発表のコメントをもらうためにメディアが集まる。メンバーの誰かがスキャンダルを起こせば、48グループの卒業生としてのコメントを求められる。もちろん、本人が話題の渦中にいればなおさらだ。

世間が気になっていること・知りたいと思っていることについて的確に突いた記事を書くことが求められていると私は考えている。

そのために、代理店はメディアが求めているキャスティングをし、メディアは世間が求めている情報を届ける。

 

メディアとPR会社が共通して求めているのは、“数字を持っている人間”だ。

 

私は過保護系オタクなので、メンバーの足りない点をあれこれ指摘するのはとても嫌いだ。でも、オタクの力不足ということを踏まえて、珠理奈に足りない点を指摘するとすれば、数字を持っていない点だと私は思う。

根の真面目さや素直さが出過ぎているところがあり、バラエティ向けの少し過激な発言ができないところも原因かもしれないが、私はそれが珠理奈だと思うしそういう損な部分に惹かれている珠理奈推しもたくさんいると思うので、そこは珠理奈らしくいてほしいと思っている。

 

恥ずかしながら私も、ライターの友人に指摘されるまで意識していなかったのだけれど、珠理奈の記事を拡散しただけで満足していないだろうか。

メディアが求めているのは、サイトへのアクセス数だ。

どれだけ記事のツイートが拡散されても、サイトへのアクセスが悪ければ“数字を持っていない人”になる。

数字を持っていないという印象を持たれると、取り上げるメディアが少なくなる。メディアが集まらなければ、代理店はキャスティングしなくなる。

 

……恐ろしいループが発生する。

プラスに考えれば、バラエティで珠理奈が出ている回だけ異様に視聴率が上がっていたり、珠理奈のインタビュー記事のアクセス数がよければ、幸せなループが起こる。

 

ウェブメディアはツイートの拡散率よりもページのアクセス数を重視していること、

テレビの視聴率には録画数はカウントされていないこと。

 

オタクがやることは、握手会やSHOWROOMで偉そうに説教することではなく、ひたすらに推しが出ているメディアの数字を伸ばすこと。

 

実際、CoCo壱番屋の仕事は効果が数字に現れたから続いたわけだし、(ココイチで働いていた友人は「つけるだけトッピングつけたくせに残して帰るのがムカつく」とぼやいていたけど)その数字を上げるのはオタクしかできないことだから自信もってコツコツ取り組んでいけたらなと思う。

 

珠理奈が出ている記事を見かけたら拡散しつつ必ず記事サイトにアクセスしてPVを伸ばそう、珠理奈が出ている番組はできる限りリアルタイムで見ようという話でした。

 

(総選挙直後に下書きしたものに加筆修正)

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【ゼロポジ公演感想】“世代”交代にこだわる意味はあるのか

TBSで放送された「SKEドキュメント 受け継がれる誇り〜ゼロポジ公演の舞台裏〜」を観た。私は現場には行っていない。バカ正直に名古屋の一回目公演だけ投げ、あっけなく落選した。

 

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なので、今回の放送を非常に楽しみにしていた。番組名が発表された時、「ああ、世代交代メインか」と思った。人気が自然とベテランから若手に移っていけばいいのだけれど、なかなかそうはいかない。推しである珠理奈だって、加入時の猛プッシュがなければ今どんなポジションにいたのかわからない。もちろん、もっと上に行っていたかもしれないし、もう48グループにはいなかったかもしれない。

個人的には、“世代”という括りで循環させようとすることが間違っているんじゃないかなあと思う。抗えない年齢で壁をつくられてはどうしようもない。長年下支えしてきたメンバーが報われないことが目に見えている。別に今からかおたんが大ブレイクしたっていいし、ちゅりがセンターになったっていいじゃない。だからといって、じゃあ何が正しいんだと聞かれても答えに窮するのだけれど。

 

SKEのいいところは、ここでベテランメンバーが「じゃあこれからはSKEを支えていこう」と思うのではなく、「私だってまだまだ上を目指している」「若手には負けない」と闘志を燃やせるところだと思う。みんなが現場の最前線で戦い、少しでも前に行こうとする。

「上がどかないから若手が成長しない」という意見をよく聞く。当たり前だけど、順番がくるのを待っているグループは上が抜けた瞬間に終わる。

 

長々と愚痴をこぼしてしまったが、世代交代に関して私はこういう意見を持っているため、番組名を見てなんとなく気乗りしなかった。しかし、今日の夜中にリアルタイムで番組を見て「SKE最高」と高速手のひら返しを行うはめとなった。

 

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賛否あるかもしれないけれど、私は昔からこの「足引っ張るなら出るな」と言わんばかりの空気好きです。全体で厳しく言いつつも、一人一人には優しく声をかけているところが上手いなって思う。

 

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振り入れを完璧にしたかおたんが無双していたのが個人的に笑えた。

 

私が考えていた世代交代メインというより、昔からあるSKE魂の継承がメインテーマとなっていた感じがする。ポジションだけの交代ではない。“あの時”のSKEを知るメンバーが次世代に魂を受け継いでいく。パフォーマーとしての在り方、ステージに立つにあたっての心意気。魂の受け継ぎを垣間見れた気がする。

次世代センターを取り合うのではなく、若手もベテランもみんなが同じセンターポジションを奪い合える環境があり続けて欲しいと切に願う。

 

メンバーみんなが幸せになってほしいなっていうはなしでした。

SKEオタクをやっていて変わったと思うこと…まとめ記事を読んで

珠理奈のまとめサイトさんにこんなまとめが公開されていた。

jyurinandesu.net

 

前回、オタクをオープンにしたらいいことばかりだった記事を書いた時に、“オタクやってることを尊敬される”ということを書いた。なぜオタクは尊敬されるのだろうか。オタクのいいところってなに?自分がオタク始めてよかったことってなに?という思考に行き着いたので、自分も考えてみようと思った。

 

SKEオタクをやって変わったこと

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行動範囲が広がる・フットワークが軽くなる

東京住みで、今までまったく旅行に行かなかった私が「名古屋は庭」と言い始めた。距離感覚が格段におかしくなった。特別なイベントがあれば、行くか行かないかではなく、どういくかを真っ先に考えるようになった。イベントが決まった時点で、行くことは確定している。非オタの友人にかつて月1で名古屋に通っている話をしたら、「名古屋ってお前が思っているより近くないから」と言われた。一般人からしたらそこそこの距離感らしいが、もう私にその感覚はない。名古屋に行くよりもディズニーランドに行くほうが大変だ。舞浜よりさらに先にある幕張メッセはそこまで苦ではないのはなぜだろう。フットワークが軽くなり、なんでもかんでも遠征をするようになり、財布の底がよく見えるようになったのは想定外だった。

 

お金の使い方に躊躇がなくなった

いいことでもあり悪いことでもあるかもしれないが、自分が手に入れたいと思ったものには迷わないようになった。アイドルは生ものだと思っている。その瞬間の交流はその瞬間にしか経験できない。「お金に余裕がある時に欲しいと思ったら買えばいい」という考えだったが、コミュニケーションが購買対象になってから躊躇がなくなった。その日の推しには、その日にしか会えない。とにかく機を逃してはいけない。そんな即決即断が功を奏すこともあったし、給料日まで何も出来なくなるなんて窮地に陥ったこともある。

 

他人の好きなものに寛容になる、興味を持つ

自分が時間と労力をかけて全力で応援する対象ができてから、「アイドルが好きじゃない人は何に全力を捧げているのだろう、なにを生き甲斐にしているのだろう」と、人に興味を持つようになった。自分にはまったく縁のないものでも、相手が熱量を込めた話を聞くのは面白い。周りのオタクは多趣味な人が多く、私も色々と影響を受けている。無類のアイドル好きもいるため、よく現場に連行されたりする。基本的に何でも好きになるタイプなので、すぐに釣られる。

 

聞き上手になった

ほとんどのオタクに共通すると思うが、私が握手会で心がけていることは、“推しが楽しく話せる、ノッてくれる話題を出すこと”だ。いかに相手が楽しんでくれるか、自分が相手の土俵にあがるのだ。何度も握手会に通うにつれて、日常生活でのコミュニケーションも変化した。今まで、“場を盛り上げるためにとにかく自分が話す”ことを意識していたが、“相手が楽しく話せる空気をつくる”ことを心がけるようになった。そうしていくうちに、「聞き上手」と言われることが多くなった。握手会は偉大だ。

もう一点あげるとすれば、幅広い年代のオタクと交流するようになり、高低差のある話題にもついていけるようになった。世の中には面白い人がたくさんいると言うことも学んだ。学校や職場、近所以外のコミュニティができたことは刺激になっている。

 

久々にアツい気持ちになれた

SKEだからかもしれない。SKEの上昇期も停滞期も見てきたオタクだからこそ、いいことがあればみんなで喜び、理不尽なことがあれば、みんなで悔しがる。常にオタクに何ができるかを考え、みんな独自に動いている。何かあればみんなで力を合わせる。SKE独特の雰囲気に、自分も何かやってやろうという気持ちになれた。特に最近は、常に文化祭前日みたいな雰囲気がある気がする。とにかくとても楽しい。

 

 

そんなところだろうか。

オタクってめちゃくちゃ楽しいよって話でした。

 

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「SKEってどんな曲があるの?」答えに窮したのでシングル21曲を独断分析した

「SKEってどんな曲があるの?」

と、たまに聞かれることがある。『ごめんね、SUMMER』『パレオはエメラルド』あたりはかなり認知度が高いように感じる。「紅白で歌ってた曲は知ってる!」と言われた時は、大体パレオだ。ちなみに、私の周りでは『キスだって左利き』以降のシングルはかなり認知度が下がる。売上枚数の低下とほぼ比例する結果だった。

 

どんな曲と聞かれ、「そういえばどんな曲があるんだろう…」と思ってしまったので、なんとなく独自の視点でSKEシングル曲をジャンル分けしてみた。夜中の2時に深夜テンションで書いたため、かなりめちゃくちゃ言ってる。曲ごとの高低差がひどい。

 

SKE48シングル 21曲をカテゴリ分け

恋愛曲を中心に、まずはざっくりこんな感じに分類してみた。

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 圧倒的に男性目線&片想いソングが多い。

少し意外な結果だった。「秋元さんってどうやって若い女の子の気持ちを詩にしてるんですか」「なんで女の子の気持ちの変化をあんなに細かく表せるんですか」と言われているイメージが強く、勝手に女性目線が多いんじゃないかと思っていた。主観で振り分けたので、少し怪しい部分はあるかもしれないが、この結果をもとに言いたい放題書いていきます。

歌詞についてはこちらを参考に。

SKE48の歌詞一覧リスト

 

男性目線&片想いソングはさらに3つに分けることができる

 

 

我ながらめちゃくちゃふざけているなと思うが、カテゴライズは至って真面目だ。

好きだと言えずに手をこまねいている男子は秋元さんの得意分野な気がする。友達なのに好きになってしまい、思いを伝えられない男子がSKEシングルにはたくさんいる。

ごめんね、SUMMER

好きと言えずに見守っている系の舞台は夏が多い。ごめサマでは“好き”という単語は一度しか出てこない。しかも好きと言えてない。切ない。

バンザイVenus

はっきりと当たって砕けろ!と言っている。振られたって構わねえ!この次のシングルで大人のような恋をするとも知らずに。

片想いfinally 

他の曲と雰囲気が異なるが、めっちゃ好きって言いまくってるからここに入れた。秋元さんお気に入りの“カフェテリア”も歌詞選抜入り。前曲の『オキドキ』と後曲の『アイシテラブル!』に挟まれて、高低差が凄まじい。SKEの全盛期といった類で引き合いに出されることが多いのはこの曲の選抜メンバー。

パレオはエメラルド

パレオを巻いている少女が昨日と違って大人に見えて恋をした曲。曲中に運命的な恋に落ちる・恋だと気付くのはパレオと『コケティッシュ渋滞中』だけ。

 

圧倒的リア充ソングは『アイシテラブル!』『12月のカンガルー』

これも独断と偏見がすぎるが、私が歌詞を見る限りこの2曲はSKE2大リア充ソングといえるほどのリア充っぷりを発揮していた。『キスだって左利き』も両想いソングなんだけれど、この2曲のインパクトが強すぎる。

アイシテラブル!

秋元さんの曲は好きだとなかなか言えないお年頃が出てくることが多いが、歌い出しから軽快かつわかりやすく愛を伝えている。

そしてまず舞台がリア充。真っ赤なオープンカーが走る海岸線でサングラスガールに冷やかされながら、開始45秒後にはキスをしようとしているし、2番ではボードウォークでいちゃいちゃしている。なによりこの曲のカップルは周りを気にせずにいちゃつき愛を伝え合っている。SKEシングルのバカップルだと思っている。『不器用太陽』は好きすぎて近づくことすらできないのになにをやっているんだ。

12月のカンガルー

雪の降り積もるバス停で、カップルが1着のダッフルコートにくるまっている。極めつけには、寒空の中バスを何回も見送る。『アイシテラブル!』とは違い、“好き”をストレートに表した歌詞はまったく出てこないが、何も言わなくたってわかり合えるらしい。リア充め。

 

女性目線の曲の女の子が個性的

男性目線ソングの女の子は、可憐な清純少女オーラがすごいが、女性目線はちょっとネジが外れている女の子が多い。

チキンLINE

めっちゃ怖い。“LINEじゃなくて目を見て言いな”。言ってることは 正しいのだが、強そうなイメージしか湧かない。こんなテンションでここへ来いと言われても絶対顔出せない。

キスだって左利き

彼氏を見る観点が独特。このカップルは彼氏が左利きじゃなかったら成立してなかったのだろうか。“それだけじゃない、いつも自分だけのスタイルで素敵”と言っているが、本当に一瞬しか利き手以外のことに触れていない。恐ろしい。

 

グループ節目に恋愛曲は歌わない

今回その他に分類された『強き者よ』『未来とは?』『前のめり』は、どれもグループの節目に出された曲だと思っている。オキドキはその他というより友情曲だと思っている。

強き者よ

言わずもがな、SKEのファーストシングル。卒業生の矢神久美が「初シングルはAKBのような可愛い曲を歌うと思っていたら、かっこいい曲だった」*1と驚くくらいだった。今思えば、欅坂のようなスタートだった。

未来とは?

SKEが長年目指し続けてきたナゴヤドーム公演を達成した直後のシングル。紅白歌合戦単独出場、 ナゴヤドームを終え、“SKEの次なるステージ”を歌った曲でもあると思っている。

前のめり

松井玲奈最後のシングル曲。珠理奈以外の単独センターは初めて。最初で最後のたった一人のセンターだった。この曲に関しては、エモすぎて語彙力がなくなる。

 

季節別にわけてみた

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なんとなくやってみた。当たり前だが発売時期と重なっていた。

夏シングルのMVにはほとんどの確率で海が出てくる。そして大体好きと伝えられないでいる。SKEシングルはだいぶ拗らせた夏を過ごしている。

夏よ、急げ!

シングル曲ではないが、2ndアルバム『革命の丘』の表題曲なので。男性目線&片想いソング。調べてみると、海の家の建設は5月下旬〜6月上旬から始まるようなので、初夏の歌ということだ。夏がこなきゃ恋が始まらないなんて言ってる暇あったら早く海の家建てて告白してほしい。 

新曲『意外にマンゴー』

7月19日に発売された1年ぶりのシングル曲。7期生の小畑優奈が松井珠理奈松井玲奈に続いて3人目の単独センターとなった。男性目線&片想いソングで、昔からの友人が大人になったことに気づき恋をする点は『パレオはエメラルド』と似ている。

SKEにはあまりない水着MV。砂浜で踊っているのを見るたび、よく足を取られずに踊れるなあと思う。体幹が強いのだろうか。

ふざけたタイトルだなと思っていたけれど、季節とマッチしてオタクの間にマンゴーブームが訪れたり、飲食チェーンとのコラボが実現したりとかなり活躍した。


【期間限定公開】2017/7/19 on sale SKE48 21st.Single 「意外にマンゴー」MV (Full ver.)

 

まとめ

あまりの深夜テンションに文体がおかしくなっていたが、「SKEってどんな曲があるの?」という質問への答えはこんな感じだ。

 

  • 男性目線の片想いソングがほとんど
  • 夏の海で幼馴染が大人になったことに気づき、恋をする曲が多い
  • やたらと理由をつけて告白を先延ばしにする。終いには、見守るだけでいいと言い始める
  • 夏を舞台にしたアップテンポな曲が多い

 

「百聞は一見に如かず」なので、聞かれたら一曲勧めるようにしている。王道アイドルソング系が好きな人には、『ごめんね、SUMMER』『パレオはエメラルド』『オキドキ』。もちろん今は『意外にマンゴー』をパワープッシュ中だ。変化球がほしそうな人には、『片想いfinally』をおすすめしている。MVからYouTube沼にハマることを願いながら。

 

「SKEってどんな曲があるの?」と聞かれたら、「想いを伝えられない切ない歌詞なのになんかめちゃくちゃ元気出る曲が多いよ」って答えてるよって話でした。

 

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*1:SKE48 OFFICIAL HISTORY BOOKより

オタクであることをオープンにしたらいいことばかりだった

2.3年前まで、オタクであることをなんとなく隠していた。

聞かれたら好きと答えるくらいで、自分からオープンにすることはなかった。理由はいまいちわからないが、当時はオタクという言葉に少し抵抗があったのかもしれない。

 

ほどなくして、Twitterリアルアカウントとは別のアカウントを作り、SKEが好きというだけの共通項で繋がった人たちに向けて「好き」を自由に発信できるようになった。テレビで珠理奈を見て、その興奮を誰かとリアルタイムで分かち合える。「好きなものを好きなだけ」なんて言葉をよく耳にするが、その行為がどれだけ幸せかを実感した。私は昔から、自分の好きをあまり表に出さない人間だった。好きなものを目の前にした時の自分を見せたくなかったからだ。

 

そんなひねくれた私がオタクをオープンにしたのは、選抜総選挙がきっかけだった。「珠理奈を1位にするためには、ファンが頑張るしかない」と感じたからだ。謎の使命感を持つことはオタクの良いところでもあり、悪いところでもある。見ず知らずの人間にSNSを通して宣伝することも大事だが、自分のことを好きでいてくれてる人に自分が熱意を持って語る方がよっぽど興味を持ってもらえる。

 

という理由から、私のオタクオープン化大作戦が始まった。今回の作戦において、意識したことが3つある。

 

①押し売りはしない

②相手の好きなものを否定しない

推しを褒めてくれたら心から喜ぶ

 

以上の点は絶対守るという意気込んで作戦を決行した。

結果として、1人の友人をかなりの深みにまで引きずり込むことに成功した。他にも、オープンにしたことで周りの環境が少しずついい方向に傾いていった。

 

オタクをオープンにしてよかったこと

 

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関連グッズがたくさんもらえる

身の回りにあるSKE関連グッズがすべて自分の元にくる。バイト先で余ったコラボグッズなどを友人たちが引き取ってきてくれるようになった。私自身も、職場の大掃除で発掘されたSKE関連グッズが大量に流れてきたりした。オタクをオープンにすることで「そういえば好きだったよな」と思い出してもらい、どうせ捨てるならと私のところに回ってきたりする。

一つ欠点をあげるとすれば、「SKEが好きならどのグループも好きだろう」と、48G関連のものがなんでも持ち寄られることくらいだろうか。

 

テレビに出ていると見てもらえるようになる

 友人の好きな人を知り、今までまったく知らなかった人を見かけるたびに意識してしまうことはよくあることだ。好きな人の好きな人・ものは案外心に残りやすい。私も周りに珠理奈のことをよく話していたからか、歌番組に珠理奈が出ると、連絡をくれたり翌日「見たよ」と感想をくれることが多くなった。褒めてくれたらめちゃくちゃ喜ぼう。相手は、こっちが喜んでくれると思ってその話題を出している。塩対応ダメ、ゼッタイ。「珠理奈も可愛かったけど、センターの子の方が好きだな」とか言わせたら大勝利だ。ようこそ我が世界へと言っておこう。

 

大量のCDの配布先が増える

毎回のように大量に届くCDを有効活用できる。私の周りに限るが、AKBのシングルは引き取り手が少ないが(たぶん他でも回ってるから)、SKEは珍しいのか、興味を持ってくれる人が多い。アルバムは人気だった。ほとんど絡んだことのない先輩からも「タダでくれるならほしい」と言われた。全力でタダであげた。未開封だとなおいい。自宅からもCDが減るというwin-winの結果になる。とくにアイドルオタクは他のアイドルにも興味が強いので、よく推しのCDを交換したりする。

 

握手会を断る口実にできる

これは完全に私の周りに限る話だが、どんな誘いも「その日は握手会が…」で断ることができる。そういうと大体、「また握手会?笑」「今度も珠理奈?」など、呆れつつも面白がってくれる。今に限るかもしれない。いつ見放されるかわからないから使い所に注意したい。

 

なんか尊敬してもらえる

これも人によるが、総選挙にお金をつぎ込み、遠征を繰り返していると、なぜか尊敬される。「そんなに全力で打ち込めるものがあるのっていいことだよね」と、なぜか褒められる。私が非オタだったころの時代とは大きく変わっているのかもしれない。昔は、オタクといえばマイナスなイメージがつくことが多かった。しかし、SNSが普及し、コンテンツが増え、オタクな人が多くなってきたからか、オタクの概念が変わってきたように感じる。“何かに夢中になり、のめりこむことができる一途で全力な人”という、なんか爽やかなイメージになりつつある。よく友人と呑みに行くと「そんなに夢中になれるものがあって羨ましいよ」と言われ、夢を追う野球少年になったかのような錯覚に陥る。

なるほど、オタクは今そう見られているのか。と感じた瞬間だった。尊敬される善良なオタクになるためには、自分の好きを押し付けず、ステマのごとく推しをプッシュしていくことが大切だと思っている。そして、相手の好きにも興味を持つことだ。

 

 

こんな感じで、オタクをオープンにしてからやたらといいことがあった。

握手会に行きたいと言ってくれる人も、ライブについてきてくれる人もいた。友人とはなぜか乃木坂の握手会に行った。オタクをオープンにして何も損することはない。「私アイドル好きなんですよ」というと、大抵の人が興味を持ってくれる。握手会や総選挙で大量のお金をつぎこんでいることを話すと、「なんでそこまでするの?何が好きなの?」と聞かれる。そうしたものならこっちの土俵だ。うざがられない程度に熱く語る。そうやって少しでも相手に興味を持ってもらうことを日々繰り返している。

 

オタク出していけばいいことたくさんあるよ!って話でした。

 

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