すたまっく

オタクがオタクらしくオタクだからこそできることを模索しています。

オタクであることをオープンにしたらいいことばかりだった

2.3年前まで、オタクであることをなんとなく隠していた。

聞かれたら好きと答えるくらいで、自分からオープンにすることはなかった。理由はいまいちわからないが、当時はオタクという言葉に少し抵抗があったのかもしれない。

 

ほどなくして、Twitterリアルアカウントとは別のアカウントを作り、SKEが好きというだけの共通項で繋がった人たちに向けて「好き」を自由に発信できるようになった。テレビで珠理奈を見て、その興奮を誰かとリアルタイムで分かち合える。「好きなものを好きなだけ」なんて言葉をよく耳にするが、その行為がどれだけ幸せかを実感した。私は昔から、自分の好きをあまり表に出さない人間だった。好きなものを目の前にした時の自分を見せたくなかったからだ。

 

そんなひねくれた私がオタクをオープンにしたのは、選抜総選挙がきっかけだった。「珠理奈を1位にするためには、ファンが頑張るしかない」と感じたからだ。謎の使命感を持つことはオタクの良いところでもあり、悪いところでもある。見ず知らずの人間にSNSを通して宣伝することも大事だが、自分のことを好きでいてくれてる人に自分が熱意を持って語る方がよっぽど興味を持ってもらえる。

 

という理由から、私のオタクオープン化大作戦が始まった。今回の作戦において、意識したことが3つある。

 

①押し売りはしない

②相手の好きなものを否定しない

推しを褒めてくれたら心から喜ぶ

 

以上の点は絶対守るという意気込んで作戦を決行した。

結果として、1人の友人をかなりの深みにまで引きずり込むことに成功した。他にも、オープンにしたことで周りの環境が少しずついい方向に傾いていった。

 

オタクをオープンにしてよかったこと

 

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関連グッズがたくさんもらえる

身の回りにあるSKE関連グッズがすべて自分の元にくる。バイト先で余ったコラボグッズなどを友人たちが引き取ってきてくれるようになった。私自身も、職場の大掃除で発掘されたSKE関連グッズが大量に流れてきたりした。オタクをオープンにすることで「そういえば好きだったよな」と思い出してもらい、どうせ捨てるならと私のところに回ってきたりする。

一つ欠点をあげるとすれば、「SKEが好きならどのグループも好きだろう」と、48G関連のものがなんでも持ち寄られることくらいだろうか。

 

テレビに出ていると見てもらえるようになる

 友人の好きな人を知り、今までまったく知らなかった人を見かけるたびに意識してしまうことはよくあることだ。好きな人の好きな人・ものは案外心に残りやすい。私も周りに珠理奈のことをよく話していたからか、歌番組に珠理奈が出ると、連絡をくれたり翌日「見たよ」と感想をくれることが多くなった。褒めてくれたらめちゃくちゃ喜ぼう。相手は、こっちが喜んでくれると思ってその話題を出している。塩対応ダメ、ゼッタイ。「珠理奈も可愛かったけど、センターの子の方が好きだな」とか言わせたら大勝利だ。ようこそ我が世界へと言っておこう。

 

大量のCDの配布先が増える

毎回のように大量に届くCDを有効活用できる。私の周りに限るが、AKBのシングルは引き取り手が少ないが(たぶん他でも回ってるから)、SKEは珍しいのか、興味を持ってくれる人が多い。アルバムは人気だった。ほとんど絡んだことのない先輩からも「タダでくれるならほしい」と言われた。全力でタダであげた。未開封だとなおいい。自宅からもCDが減るというwin-winの結果になる。とくにアイドルオタクは他のアイドルにも興味が強いので、よく推しのCDを交換したりする。

 

握手会を断る口実にできる

これは完全に私の周りに限る話だが、どんな誘いも「その日は握手会が…」で断ることができる。そういうと大体、「また握手会?笑」「今度も珠理奈?」など、呆れつつも面白がってくれる。今に限るかもしれない。いつ見放されるかわからないから使い所に注意したい。

 

なんか尊敬してもらえる

これも人によるが、総選挙にお金をつぎ込み、遠征を繰り返していると、なぜか尊敬される。「そんなに全力で打ち込めるものがあるのっていいことだよね」と、なぜか褒められる。私が非オタだったころの時代とは大きく変わっているのかもしれない。昔は、オタクといえばマイナスなイメージがつくことが多かった。しかし、SNSが普及し、コンテンツが増え、オタクな人が多くなってきたからか、オタクの概念が変わってきたように感じる。“何かに夢中になり、のめりこむことができる一途で全力な人”という、なんか爽やかなイメージになりつつある。よく友人と呑みに行くと「そんなに夢中になれるものがあって羨ましいよ」と言われ、夢を追う野球少年になったかのような錯覚に陥る。

なるほど、オタクは今そう見られているのか。と感じた瞬間だった。尊敬される善良なオタクになるためには、自分の好きを押し付けず、ステマのごとく推しをプッシュしていくことが大切だと思っている。そして、相手の好きにも興味を持つことだ。

 

 

こんな感じで、オタクをオープンにしてからやたらといいことがあった。

握手会に行きたいと言ってくれる人も、ライブについてきてくれる人もいた。友人とはなぜか乃木坂の握手会に行った。オタクをオープンにして何も損することはない。「私アイドル好きなんですよ」というと、大抵の人が興味を持ってくれる。握手会や総選挙で大量のお金をつぎこんでいることを話すと、「なんでそこまでするの?何が好きなの?」と聞かれる。そうしたものならこっちの土俵だ。うざがられない程度に熱く語る。そうやって少しでも相手に興味を持ってもらうことを日々繰り返している。

 

オタク出していけばいいことたくさんあるよ!って話でした。

 

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