「SKEってどんな曲があるの?」答えに窮したのでシングル21曲を独断分析した
「SKEってどんな曲があるの?」
と、たまに聞かれることがある。『ごめんね、SUMMER』『パレオはエメラルド』あたりはかなり認知度が高いように感じる。「紅白で歌ってた曲は知ってる!」と言われた時は、大体パレオだ。ちなみに、私の周りでは『キスだって左利き』以降のシングルはかなり認知度が下がる。売上枚数の低下とほぼ比例する結果だった。
どんな曲と聞かれ、「そういえばどんな曲があるんだろう…」と思ってしまったので、なんとなく独自の視点でSKEシングル曲をジャンル分けしてみた。夜中の2時に深夜テンションで書いたため、かなりめちゃくちゃ言ってる。曲ごとの高低差がひどい。
SKE48シングル 21曲をカテゴリ分け
恋愛曲を中心に、まずはざっくりこんな感じに分類してみた。
圧倒的に男性目線&片想いソングが多い。
少し意外な結果だった。「秋元さんってどうやって若い女の子の気持ちを詩にしてるんですか」「なんで女の子の気持ちの変化をあんなに細かく表せるんですか」と言われているイメージが強く、勝手に女性目線が多いんじゃないかと思っていた。主観で振り分けたので、少し怪しい部分はあるかもしれないが、この結果をもとに言いたい放題書いていきます。
歌詞についてはこちらを参考に。
男性目線&片想いソングはさらに3つに分けることができる
- 好きと言えずに見守っている系…『青空片想い』『ごめんね、SUMMER』『不器用太陽』『意外にマンゴー』
- あたって砕けろ!系(好きだいえーい!系)…『バンザイVenus』『片想いfinally』『チョコの奴隷』『賛成カワイイ!』
- 恋だと気づいたなう系…『パレオはエメラルド』『コケティッシュ渋滞中』
我ながらめちゃくちゃふざけているなと思うが、カテゴライズは至って真面目だ。
好きだと言えずに手をこまねいている男子は秋元さんの得意分野な気がする。友達なのに好きになってしまい、思いを伝えられない男子がSKEシングルにはたくさんいる。
ごめんね、SUMMER
好きと言えずに見守っている系の舞台は夏が多い。ごめサマでは“好き”という単語は一度しか出てこない。しかも好きと言えてない。切ない。
バンザイVenus
はっきりと当たって砕けろ!と言っている。振られたって構わねえ!この次のシングルで大人のような恋をするとも知らずに。
片想いfinally
他の曲と雰囲気が異なるが、めっちゃ好きって言いまくってるからここに入れた。秋元さんお気に入りの“カフェテリア”も歌詞選抜入り。前曲の『オキドキ』と後曲の『アイシテラブル!』に挟まれて、高低差が凄まじい。SKEの全盛期といった類で引き合いに出されることが多いのはこの曲の選抜メンバー。
パレオはエメラルド
パレオを巻いている少女が昨日と違って大人に見えて恋をした曲。曲中に運命的な恋に落ちる・恋だと気付くのはパレオと『コケティッシュ渋滞中』だけ。
圧倒的リア充ソングは『アイシテラブル!』『12月のカンガルー』
これも独断と偏見がすぎるが、私が歌詞を見る限りこの2曲はSKE2大リア充ソングといえるほどのリア充っぷりを発揮していた。『キスだって左利き』も両想いソングなんだけれど、この2曲のインパクトが強すぎる。
アイシテラブル!
秋元さんの曲は好きだとなかなか言えないお年頃が出てくることが多いが、歌い出しから軽快かつわかりやすく愛を伝えている。
そしてまず舞台がリア充。真っ赤なオープンカーが走る海岸線でサングラスガールに冷やかされながら、開始45秒後にはキスをしようとしているし、2番ではボードウォークでいちゃいちゃしている。なによりこの曲のカップルは周りを気にせずにいちゃつき愛を伝え合っている。SKEシングルのバカップルだと思っている。『不器用太陽』は好きすぎて近づくことすらできないのになにをやっているんだ。
12月のカンガルー
雪の降り積もるバス停で、カップルが1着のダッフルコートにくるまっている。極めつけには、寒空の中バスを何回も見送る。『アイシテラブル!』とは違い、“好き”をストレートに表した歌詞はまったく出てこないが、何も言わなくたってわかり合えるらしい。リア充め。
女性目線の曲の女の子が個性的
男性目線ソングの女の子は、可憐な清純少女オーラがすごいが、女性目線はちょっとネジが外れている女の子が多い。
チキンLINE
めっちゃ怖い。“LINEじゃなくて目を見て言いな”。言ってることは 正しいのだが、強そうなイメージしか湧かない。こんなテンションでここへ来いと言われても絶対顔出せない。
キスだって左利き
彼氏を見る観点が独特。このカップルは彼氏が左利きじゃなかったら成立してなかったのだろうか。“それだけじゃない、いつも自分だけのスタイルで素敵”と言っているが、本当に一瞬しか利き手以外のことに触れていない。恐ろしい。
グループ節目に恋愛曲は歌わない
今回その他に分類された『強き者よ』『未来とは?』『前のめり』は、どれもグループの節目に出された曲だと思っている。オキドキはその他というより友情曲だと思っている。
強き者よ
言わずもがな、SKEのファーストシングル。卒業生の矢神久美が「初シングルはAKBのような可愛い曲を歌うと思っていたら、かっこいい曲だった」*1と驚くくらいだった。今思えば、欅坂のようなスタートだった。
未来とは?
SKEが長年目指し続けてきたナゴヤドーム公演を達成した直後のシングル。紅白歌合戦単独出場、 ナゴヤドームを終え、“SKEの次なるステージ”を歌った曲でもあると思っている。
前のめり
松井玲奈最後のシングル曲。珠理奈以外の単独センターは初めて。最初で最後のたった一人のセンターだった。この曲に関しては、エモすぎて語彙力がなくなる。
季節別にわけてみた
なんとなくやってみた。当たり前だが発売時期と重なっていた。
夏シングルのMVにはほとんどの確率で海が出てくる。そして大体好きと伝えられないでいる。SKEシングルはだいぶ拗らせた夏を過ごしている。
夏よ、急げ!
シングル曲ではないが、2ndアルバム『革命の丘』の表題曲なので。男性目線&片想いソング。調べてみると、海の家の建設は5月下旬〜6月上旬から始まるようなので、初夏の歌ということだ。夏がこなきゃ恋が始まらないなんて言ってる暇あったら早く海の家建てて告白してほしい。
新曲『意外にマンゴー』
7月19日に発売された1年ぶりのシングル曲。7期生の小畑優奈が松井珠理奈、松井玲奈に続いて3人目の単独センターとなった。男性目線&片想いソングで、昔からの友人が大人になったことに気づき恋をする点は『パレオはエメラルド』と似ている。
SKEにはあまりない水着MV。砂浜で踊っているのを見るたび、よく足を取られずに踊れるなあと思う。体幹が強いのだろうか。
ふざけたタイトルだなと思っていたけれど、季節とマッチしてオタクの間にマンゴーブームが訪れたり、飲食チェーンとのコラボが実現したりとかなり活躍した。
【期間限定公開】2017/7/19 on sale SKE48 21st.Single 「意外にマンゴー」MV (Full ver.)
まとめ
あまりの深夜テンションに文体がおかしくなっていたが、「SKEってどんな曲があるの?」という質問への答えはこんな感じだ。
- 男性目線の片想いソングがほとんど
- 夏の海で幼馴染が大人になったことに気づき、恋をする曲が多い
- やたらと理由をつけて告白を先延ばしにする。終いには、見守るだけでいいと言い始める
- 夏を舞台にしたアップテンポな曲が多い
「百聞は一見に如かず」なので、聞かれたら一曲勧めるようにしている。王道アイドルソング系が好きな人には、『ごめんね、SUMMER』『パレオはエメラルド』『オキドキ』。もちろん今は『意外にマンゴー』をパワープッシュ中だ。変化球がほしそうな人には、『片想いfinally』をおすすめしている。MVからYouTube沼にハマることを願いながら。
「SKEってどんな曲があるの?」と聞かれたら、「想いを伝えられない切ない歌詞なのになんかめちゃくちゃ元気出る曲が多いよ」って答えてるよって話でした。
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