すたまっく

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W松井という奇跡の関係がもたらしたもの

「私はセンターの隣にいる人です」

卒業間近、8年間SKEを引っ張ってきた松井玲奈は、自分のことをそう言い表した。

先日、こんなツイートをした。

私は“W松井”と呼ばれる2人の関係性がとても好きだし、彼女の存在が珠理奈に大きな影響をもたらしたと思っている。

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松井珠理奈と松井玲奈。

名字が一緒。名前の後ろも一緒。名前の最初の文字には王(おうへん)。身長もほぼ同じ。そんな2人が、同じ名古屋の地に生まれ、同じタイミングでSKE48のオーディションを受けた。こんな奇跡みたいな偶然なんてあるのだろうか。ちなみに私はこの事実を思い出すたびに身震いしている。

姉妹かと間違われるほど共通項の多い2人だが、性格だけは真逆だった。“動と静”、“太陽と月”、“向日葵とかすみ草”。2人の性格を何かに例えて紹介されることが多かった。一時期、一部のオタクから総選挙での順位争いのような空気が漂い、お互いに変に意識してしまった時があったという。2人とも負けず嫌いだから、なおさら気まずい思いをしたのではないだろうか。しかし、2人の人への接し方が、うまい具合に噛み合っていい距離感を生み出していた。

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栄のWエースは、特殊だった。前田敦子と大島優子、山本彩と渡辺美優紀、宮脇咲良と兒玉遥。同い年や年の近いコンビが多い中、W松井だけは6歳も離れていた。中学1年生と高校3年生だ。よくバランスがとれていたなと思う。

Wセンターとして隣に並んでいたけれど、2人のセンターとしての役割はまったく別だった。SKEの先頭に立ち、傷つきながらも道を切り開いていく珠理奈と、SKEを後ろから守り、メンバーを鼓舞した玲奈。玲奈が後ろを見ていてくれたから、珠理奈は前だけを見据え突き進めた。6個も歳の離れた2人が、そういった連携をさらっとやってのせる阿吽の呼吸の動きやお互いの信頼関係があったからこそ成立したWセンターだったと今でも思う。

 

玲奈は、高橋みなみにこう言っていた。

「珠理奈には言葉を選ばない」

確かに、他のメンバーと接するときよりも珠理奈にはきつく言っていたし、珠理奈もさして気にすることはなく、素直に従っていた。6歳差の同期でエースという関係性は、難しいものだ。玲奈は2人の関係性について「姉妹といわれるのが1番しっくりくる」と語っていた。

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珠理奈は確実に玲奈を信頼していたし、玲奈も言葉にしなかったが、メンバーとして珠理奈を信頼していた。結成から長らくグループを支えたメンバーが次々と卒業し、気づけばSKEにも“世代交代”の風潮が押し寄せていた。偶然か必然か、そのタイミングで玲奈が卒業を発表。順位を下げた総選挙の余韻も残っていたせいか、想像以上に珠理奈が泣きじゃくり、心を弱らせていたことに驚いた。

玲奈の卒業し、珠理奈はSKE専任を宣言した。仕事の合間を縫って公演に部分出演したり、後輩メンバーとの交流も増え、それを発信するようになった。彼女は玲奈が担ってきたポジションを背負おうとしていた。前回話した珠理奈のエース像の変化の原点はここにあると思う。

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「自分が卒業してから、たくさんのメンバーにグループをつくるという気持ちを持って活動してほしい。みんなでグループをつくっていってほしい」

高橋みなみに語った玲奈の想いを、珠理奈はしっかりと受け継いでいた。それはもしかしたら、年齢的にいずれたった1人の1期生になるであろう珠理奈が独りよがりにならないための彼女からの最後の置き土産だったのかもしれない。

 

W松井という栄のWエースがめちゃくちゃ好きでしたという話でした。

 

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