すたまっく

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松井珠理奈と大矢真那

振り返れば、真那で始まり、真那で終わった。

SKEがお披露目されて間もなく、初めての東京に向かった珠理奈の隣にいたのは、大矢真那だった。珠理奈が大声ダイヤモンドのセンターに抜擢され、1人東京へ飛び出した時、名古屋で帰りを待っていたのも、真那だった。松井珠理奈の始まりを1番近くで見守ってきたのは、Wエースとして牽引しきた松井玲奈ではなく、彼女だった。

そして、彼女は最後の1期生として珠理奈とともに闘い続けた。

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9月に行われた卒業コンサートでは、1期生の卒コンで定番となった『神々の領域』が披露された。『神々の領域』といえば、未だかつて1期生以外が歌ったことのない“聖域”だった。真那の卒コンでも本編ラストに披露され、1期生2人が登場した。しかし、曲の終盤で真那がステージから去り、残された珠理奈がメンバーとラストを歌いきった。この演出を目の当たりにしたとき、真那の卒業が何を意味するかを実感した。「みんなでSKEを引っ張り上げていく」。残されたメンバーからの強い意志が感じられ、SKEはこれからみんなで闘っていくんだな、珠理奈は1人じゃないんだな、とじんわりとした思いになった。聖域で闘い続ける孤高の戦士だった珠理奈。メンバーはそんな珠理奈を支えるのではなく、ともに闘うことを選んでくれた。

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珠理奈と玲奈がSKEを飛び出し、SKEのために奮闘する中、真那はSKEを守り続けた。以前、2chでこんな書き込みを見た。

珠理奈が大きく夢をかたり、
ひょんさんが現実的なロードマップを描き、
まさなが経典化して毎晩唱える感じか。

 確か、ナゴヤドーム公演終演後の書き込みだった。3人の中で、真那は常に出口にいたという印象だった。珠理奈、玲奈が引き込んだファンを逃がさないのが真那だった。出口の前に立ちはだかり、最後の最後で引き止めた。「大矢真那がいるSKE」というワードは、私の中で最強だった。真那がいれば大丈夫。いつもそう思っていた。

真那はいつでも珠理奈の味方だった。珠理奈の喜びも、悲しみも、悔しさもすべて受け止めたのが真那だった。総選挙で順位を落とした時も、突然の兼任発表が行われた時も、崩れ落ちそうになる珠理奈を隣で支えたのは真那だった。こうして振り返ると、珠理奈の転換点となったシーンには、いつも真那がいた。

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我慢してないように見えて
我慢ばっかりしています。
体調が悪くなるのは甘えなんかじゃない。
見ていてもよくたえれるなって思うとき
山ほどあります。
だから私は決めたんです。
どんなときも支えになろうって。
それがSKEを支えてくれているじゅりなに私ができることだと。  

14歳の誕生日を祝うブログ。毎年珠理奈の誕生日を祝う真那の文章が好きだった。真那しか知らない珠理奈が垣間見えた。 7年前の決意を、真那は体現し続けた。どんなときも珠理奈の傍で支え続けた。そしていつしか、ただ支え続けるだけでなく、珠理奈に意見することも増えた。真那が珠理奈とともに闘うことを決意した瞬間だった。ともにSKEを守り、SKEで闘っていく。玲奈が卒業し、珠理奈がSKE専任を決意し、真那は珠理奈とともに闘うことを選んだ。

私は何が何でも珠理奈応援団ではあるのですが

真那は常に珠理奈のことを考えていてくれた。そして珠理奈も、真那の支えに応えようとしていた。

「将来の夢は、何歳になっても大矢真那ちゃんを笑顔にすることです」

美浜海遊祭2017で上映された映像で、珠理奈が叫んだ想い。きっと2人は、離れ離れになっても支え合っていくんだろうなと感じた。2人が駆け抜けた9年間。 2人にしかわからない想い。2人で語り合った想い。珠理奈にとって真那がいたこと、真那にとって珠理奈がいたことが、2人がここまで走り続けることができた理由だと思う。

珠理奈が、"真那"、と呼ぶ限り、私は"なぁに?"と答えられる場所にいたいな。

 

真那に幸あれ!

 

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