すたまっく

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“普通”を知らないということ

昨日のShowroomは20分と短い時間だったが、珠理奈の変化が見られる貴重な配信だった。簡単に話の流れを説明すると、

AKBセンター試験の自己採点をやろうとする→問題に答えを書いておくという自己採点の常識を知らなかったことにショックを受ける→“普通”を知らない、知らないことが多すぎると悩みを吐露→もっと色々なことを知りたい、松井珠理奈として色々なことを楽しみたい

自己採点ができなくて「自分的には70%くらいできたと思います」で終わらせる珠理奈も、眠いのか終始揺れていた珠理奈も可愛かった。しかし、それ以上に珠理奈の中で変化が起き始めていることに嬉しさを感じた。

「“普通”のことを知らないことが悲しくなる」

「知らないことが多いなと感じる」

私はSKEだけを見てアイドルをまっとうしてきた珠理奈がとても好きだ。それと同じくらいにSKEから飛び出し、松井珠理奈として新たな分野で活躍する珠理奈が好きだ。珠理奈が語る自分課題が外を意識したことだったのは、大きな変化だと思う。色々なことを知ることは、卒業後のその先に役立つだけでなく、アイドル活動にも還元できる。

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珠理奈は今まで、48グループ内での悔しさやつらさ、喜びを自分の原動力にしてきた。そこに外の世界からの刺激を取り入れたらどうなるだろう。きっとそれは珠理奈だけの原動力になり、強さになるのではないだろうか。メンバーが急に跳ねる瞬間は、大小関係なく外の仕事が多くなった時だと思っている。外に出て初めて、“人”として足りないことがわかる。

グループ内で何年も背中を追ってきた彼女は、“アイドル”として足りないことは十分心得ているはずだ。外の世界に出れば“松井珠理奈”として足りないことをたくさん突きつけられる。珠理奈はshowroomで「私には何の強みもない」と言った。

私はアイドル“だけ”を続けてきたことは珠理奈の強みだと思っている。普通を知らないかもしれない。常識だと思われていることを知らないかもしれない。だが、“知らない”は強みでもある。“普通”を知らないということは、“普通”に囚われることもない。人が“普通”という概念に制限されてたどり着かない領域にも踏み込める。

私立小学校のテストを見たことがあるだろうか。問題を見て大人は「難しい」と言う。本当はとても簡単な問題だったりする。それは、歳を重ねる毎に蓄えられてきた知識や常識が問題を複雑化させているからだ。それに比べて、子どもはまだ知識がない。頭の中が空の状態で素直に問題に取り組めるから、素直な答えが出せる。幼い子どもに珠理奈を当てはめるのも恐縮だが、“普通”や“常識”を知らないことはそういうことだ。

「もっと色々なことを知りたい、勉強したい」という心意気はとてもいいと思うし、私はそういう人が大好きだから応援したいと思う。しかし、「強みがない」と自分を悲観することはない。話で出てきた同い年の女優さんの演技歴が長いように、珠理奈のアイドル歴は他に誇れるくらいに長い。アイドルの世界を生きてきたからこそ成せる術がある。

知らないことを悲観する必要はないよって話でした。

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